【インフレ】経済学から賃金上昇すればGDP増加を理解

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米国の2022年2月の消費者物価が7.9%で高水準で、インフレ圧力が強まっています

投資家
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インフレのときに何に投資するのがいいのだろうか?

まずはインフレについて理解を深めよう!

インフレについて、直近(2022年3月現在)のニュースと経済学をまとめました。

インフレのニュース

  • 米労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が7.9%
  • 伸びは1月(7.5%)より拡大し、40年ぶり(1982年1月以来)の高い水準
  • 変動の激しい食品とエネルギーを除いた前年同月比の伸びも2月は6.4%と、1月(6.0%)から加速
  • 米連邦準備理事会(FRB)が物価安定の目標とする2%の水準を11カ月連続で上回った
  • 2月は2.5%前後で推移した今後10年のインフレ期待を示す「ブレークイーブン・インフレ率(BEI)」は足元で2.9%前後
  • インフレ加速、懸念材料は大きく2つ。ガソリン価格の高騰。家賃の上昇。いったん上がるとなかなか下がらない住居費は消費者物価全体の3割を占め、2月に4.7%上昇。

インフレの教養

この本で学んだことを、まとめました。

  • インフレーション:継続的に一般物価水準が上昇をつづける現象
  • デフレーション:継続的に一般物価水準が下落をつづける現象
引用:[図解]大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる

消費者として、モノの値段が上がると、購買意欲が抑制されるので、インフレ需要曲線の、インフレ率が上がると需要が減る関係はイメージできました。

一方、インフレ供給曲線の関係はイメージしづらかったです。インフレ供給曲線は、「フィリップス曲線」「マークアップ原理」「オークンの法則」の3つから導かれるようです。

  • フィリップス曲線:賃金率と失業率との間に負の安定的な関係があることを示す曲線
  • マークアップ原理:賃金率と価格水準との間に一定の関係があり、賃金が上昇すると、価格も同じ率で上昇することを示した原理
  • オークンの法則:自然失業率と実際の失業率との差である「失業率ギャップ」と完全雇用GDPと現実のGDPの差である「GDPギャップ」の間にマイナスの関係があることを示したもの

完全に理解できている訳ではないのですが、モノの値段が上がると、賃金率が上昇し、失業率も下がり、生産量(供給)が増えるから、GDPが増加すると理解しました。日本は1990年以降、他の国と比べて、賃金が上昇していないので、インフレによってGDPが成長する感覚がなかったのだと思います。

  • インフレ期待は、インフレがつづくと予想されること
  • インフレ期待率だけ現実のインフレ率を上昇させる圧力を生む

市場では、ニュースにもあった、利付国債と物価連動債の利回りの差である「ブレークイーブン・インフレ率(BEI)」をインフレ期待率とみなす場合があるようです。

  • よいインフレ:好景気下のインフレ。ディマンド・プル・インフレ
  • 悪いインフレ(スタグフレーション):不景気のインフレ。コスト・プッシュ・インフレ。
引用:[図解]大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる

今、懸念されているスタグフレーションは、単純化すると、エネルギー価格の上昇などで、コストが上昇し、労働生産性を上回ることで、同じインフレ率の場合でも、生産量が減少し、GDPも減少するのではと考えられていると思います。