新型コロナウイルス状況を可視化してみた

新型コロナウイルスの影響で、先週から在宅勤務が始まりました。昨日の朝は、半信半疑でトイレットペーパーとティッシュペーパーを買いに行ったら、たくさんの人で買うのがギリギリでした。

長蛇の列に並んでいるときに、ふと、新型コロナウイルスの感染はどういう状況なのだろう?

と疑問に思いました。連日、TVをつければニュースはやっているものの、断片的で感情要素が強いと感じていて、イマイチ現況を把握できていなかったです。自分にとっては、データでみるのが一番手っ取り早いので、データ収集して可視化してみました。

新型コロナウイルス感染状況 -世界-

見ていないだけで、厚生労働省が日次(営業日)で国内外の状況を公表してくれていたので、このデータを使わせていただきました。

参考 報道発表資料 2020年2月厚生労働省

感染者数

世界全体でみると感染者数は8万人で、そのうち中国が95%と大半であることがわかります(2020/2/28 厚生労働省公表時点)。

中国に次いで感染者数が多いのは韓国2,022人、イタリア650人で、その次が日本で210人でした。日本よりイタリアのほうが感染者が多く、韓国は日本の10倍なのが意外でした。

ニュースで聞いた、中国以外の国の感染者の伸びが、中国を上回ってきていることも、左上のグラフと右上のグラフを比べて納得しました(公表日2/21から2/28にかけての、中国の感染者の増加率は108%、中国以外の国は670%)。

死亡者数

世界全体でみると死亡者数は2,854人で、そのうち中国が98%と大半であることがわかります(2020/2/28 厚生労働省公表時点)。致死率(死亡者数÷感染者数)は全体が3.45%、中国が3.54%で、その他の国は1.74%でした。

中国に次いで死亡者数が多いのはイラン26人、イタリア17人、韓国13人で、その次が日本で4人でした。イラン、イタリアが多いのが意外でした。

新型コロナウイルス感染状況 -日本-

日本の感染者数(有症状者数)は191人で、性別でみると男性が67%と多く、年代でみると50代が23%、40代が20%と多いです。居住地別にみると、北海道が51人(26.7%)、東京都が26人(13.6%)と多いです。

左上のグラフをみると、直近増加率が伸びています。感染に詳しくはないのですが、一般的な普及に使われるS字カーブの、急激な伸びを短くするために、ここ1〜2週間の対処が重要だと感じました。だから、2/27の首相表明はデータでみると適切だったのではと思います。

さいごに

今回、新型コロナウイルスの状況についてデータで可視化し、現状を把握することができました。ファクトを確認するのは、やっぱりデータが一番わかりやすい。

ここ1〜2週間で収束に向かうのかウォッチし、冷静に対処していきたいです。細かい数字を確認するのに、ダッシュボードをご覧ください。