XserverでPython実行環境を構築する方法(2021年版)

LINE Botのプッシュメッセージを定期送信するのに、XserverからPythonファイルを定期実行させようと、以前の記事を参考に、環境を整えようとしたら、Linuxbrewをインストールしようとしたらエラー。LinuxbrewはHomebrewに統合されたようで、Homebrewをインストールする必要がありました。

初心者でもわかる!XserverでPython実行環境を構築する方法

XserverにHomebrewをインストールしようと試行錯誤したのですができずに、Minicondaをインストールする方法にしました。

XserverにMinicondaをインストールし、Python仮想環境を作成し、Webアプリを作成するフレームワークのFlaskをインストールする手順を紹介します!

環境

  • サーバー:Xserver(OSはLinux)
  • Python仮想環境:conda仮想環境
  • Python用のWebアプリケーションフレームワーク:Flask

XserverにSSHログイン

Xserver上でインストール作業を行うため、サーバーにSSH(セキュリティが強固な通信方法)を用いてログインします。手順は前回の記事をご覧ください。

初心者でもわかる!XserverでPython実行環境を構築する方法

Minicondaインストール

Minicondaとは、(データサイエンス環境でよく使う)Anacondaの縮小版で、Pythonと必要最低限のパッケージとパッケージ管理システムのcondaが入っているPythonディストリビューションです。前回はパッケージ管理システムは、Linuxbrewを使っていましたが、今回はcondaを使うことになります。

Web上の.shファイルをダウンロードし、実行します。

$ wget https://repo.anaconda.com/miniconda/Miniconda3-latest-Linux-x86_64.sh
$ sh Miniconda3-latest-Linux-x86_64.sh

実行時、yes/noを聞かれたりしますが、yesをタイプして、Enterを押します。表示されたインストール結果を見ると、.bashrcファイルに書き込みされているのでか、sourceコマンドで、設定を反映させます。

$ source .bashrc

インストールされて、condaコマンドが使えるか確認します。パスが表示されれば無事インストールできました。

$ which conda
~/miniconda3/condabin/conda

Pythonを動かす環境構築

Pythonのバージョン3.8で、testenvという名前のPython仮想環境を作成して、Flaskをインストールしてみます。まず、Python仮想環境を作成します。

# Python仮想環境を作成
$ conda create -n "testenv" python=3.8
$ conda activate testenv

# Python仮想環境確認
$ which python
~/miniconda3/envs/testenv/bin/python
$ python --version
Python 3.8.12

次に、pipを利用して、Flaskをインストールします。

# Flaskインストール
$ pip install flask

# Flaskインストール確認
$ pip list
Package      Version
------------ ---------
certifi      2021.10.8
click        8.0.3
Flask        2.0.2
itsdangerous 2.0.1
Jinja2       3.0.3
MarkupSafe   2.0.1
pip          21.2.4
setuptools   58.0.4
Werkzeug     2.0.2
wheel        0.37.0

ここまでできたら、前回記事同様、Flaskのサンプルファイルを用いた動作確認できると思います。

初心者でもわかる!XserverでPython実行環境を構築する方法

さいごに

Xserver上にminicondaを利用して、Pythonを動かす環境を構築できました。

前回同様の方法のように、Homebrewをインストールしようとして、できなかったのですが、試行錯誤したことで、環境構築について知識が深まったので、できなかった情報も、後日まとめておきたいと思います。