ブログ運営に使っているXserverの契約期限が残り1ヶ月。
改めてWordpressでブログ運営するサーバーは何が適切なのか調べると、「GCP(Google Cloud Platform)」だと無料でできるらしい。年間16,200円のレンタルサーバー代をカットできるの魅力的でした。
エンジニアスキルを磨くためにも、WordpressをXserver(レンタルサーバー)からGCP(クラウド)へ移行しました。
GCPでWordpress環境構築は下記の記事を参考にさせていただきました。
参考 1時間で出来る最強のWordPress環境構築(※永久無料・・・だった)【※2020/7/1より約300円/月が有料になります】QiitaQiita上で複数の方の意見を取り入れ、手順も詳細に記載されており、GCPでWordpress環境構築のベストプラクティスな気がしました。
本記事では「XserverからGCPへ移行する全体像」と「補足事項」について書いています。細かい手順を見ながら作業する前に、全体像把握のために参考にしていただけたらと思います!
XserverからGCPへ移行する手順

Step2,4,6:GCP上にWordpress環境構築
書き出しで紹介した記事を参照ください。
参考 1時間で出来る最強のWordPress環境構築(※永久無料・・・だった)【※2020/7/1より約300円/月が有料になります】QiitaStep1,3:コンテンツ移行
WordPressのコンテンツ移行に関しては下記記事を参照ください。Step3でアップロードファイルサイズが64MBを超える場合は、後述のアップロードファイル上限変更を実施。
参考 たった3ステップでサイトの引っ越しが完了するプラグイン「All-in-One WP Migration」が簡単すぎ!Vector, Inc.Step5:ドメイン取得サービス上の変更
お名前.comにログインし、対象のドメインの「ネームサーバー設定」画面にアクセスし、「その他のネームサーバーを使う」のネームサーバー1、ネームサーバー2に、Step4のCloudflareで表示されたネームサーバーをコピペします。

補足事項
アップロードファイルの上限を増やす
Step3の新Wordpressにファイルをインポートする際にエラーがおき、アップロードファイルのサイズ上限を増やす設定をしました。デフォルトでは、64MBなので、256MBに変更しました。
参考 1時間で出来る最強のWordPress環境構築(※永久無料・・・だった)【※2020/7/1より約300円/月が有料になります】Qiita上記記事にもありますが、VMインスタンスにSSHログインして実行したコマンドを記載します。
nginxのアップロード上限を変更
nginxはWebサーバーで、VMインスタンス作成の際にnginxのコンテナを使用しています。
vimエディタでファイルの最後にclient_max_body_size 256M;
を追記します。
$ sudo vim /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/nginx-app.conf
nginxを再起動します。
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart nginx
phpのアップロード上限を変更
vimエディタでファイルの最後にupload_max_filesize = 256M;
とpost_max_filesize = 256M;
を追記します。
$ sudo vim /opt/bitnami/php/etc/php.ini
phpを再起動します。
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart php-fpm
移行先Wordpressログイン情報確認
作業中に移行先のWordpressへのログイン情報がわからなくなり、困ることがありました。
WordPressをデプロイした画面をGCPメニューの「Deployment Manager」から再表示して、ログイン情報を確認できます。
さいごに
サーバー移行と聞くと大変なイメージがありましたが、便利なツールを使って簡単に移行することができました。加えて、サーバー代もほぼ無料に。
GCPには、今回Wordpressで使用する「Always Free」とは別に「12ヶ月間の無料トライアル」もあるので、クラウドの知識を深め、GCP上でデータ分析したり、機械学習モデルを回したりしていきたいと思います。
参考 Google Cloud の無料枠Google Cloudドキュメント以上、お読みいただきありがとうございました。